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フォーシーズンズヨット、ケイト・マキュー船長の就任を発表


フォーシーズンズヨットは、このたび待望のウルトララグジュアリーヨット「フォーシーズンズ I」の初代船長として、ケイト・マキュー(Kate McCue)氏を迎えることを発表しました。カリフォルニア海事大学を卒業したマキュー船長は、約30年にわたる海事業界の経験を持ち、卓越した技術とホスピタリティへの情熱を融合させ、まったく新しいヨット体験を創造します。2015年には、メガトンクラスのクルーズ船の船長としてアメリカ人女性初の快挙を成し遂げ、業界の先駆者としても知られています。


ケイト・マキュー船長にとって、境界というものをあまり気にしたことがありませんでした。 サンフランシスコで育った10代の頃から、海での生活に魅了され、バハマへの家族旅行の後にその想いが強まり、皆に「クルーズディレクターになる」と宣言しました。 そして彼女の父親の言葉がすべてを変えました。「お前は何だってできるぞ。船を運転することだってな。」


そのひと言が、ケイト船長の海運業界でのキャリアの道を切り開くきっかけとなりました。彼女は記録を打ち破り、ブリッジで新たな声を育み、そしてついには「フォーシーズンズ I」の初代船長として指揮を執るまでに至ったのです。


カリフォルニア海事大学を卒業したケイト船長は、士官候補生から航海士まで、さまざまな役職を経験しながら航海の技術を磨き、昇進を重ねてきました。そして2015年、彼女は米国人女性として初めてメガトンクラスのクルーズ船の船長に就任し、海事史にその名を刻みました。

しかし、彼女を真に象徴するのは、その卓越したリーダーシップとゲストとの交流を楽しむ姿勢です。彼女の口癖は、「クルーやゲスト、そして訪れる現地の人々とつながること——それが私にとって一番好きなこと。」です。

セレブリティ・クルーズでは受賞歴のある「セレブリティ・ビヨンド」の船長を務めるとともに、約10年にわたりケイト船長はブリッジでの女性の活躍を推進してきました。そして数十年にわたる経験をもとに、新たなビジョンを掲げてフォーシーズンズ・ヨットに加わります。

「フォーシーズンズ I」の指揮を任された彼女は、カリブ海、地中海、そしてその先へと続く特別な航海を提供するため、ゲスト1人に対してスタッフ1人という細やかに設計された環境のもと、洗練されたサービスを追求しています。

ケイト船長のアプローチは、卓越した技術力と温かみのある人間性を融合させたものです。静かな港へとスムーズに船を導くときも、船上で旅人たちに思いがけない魔法のような瞬間を演出するときも、彼女は独自の創造力を発揮します。そのクリエイティブな姿勢こそが、彼女を「ソーシャルメディアで最もフォローされている船乗り」にもした理由の一つです。

彼女にとってオンラインプラットフォームは、個人的な発信の場ではなく、洋上での日常をリアルタイムに伝える窓口です。そして、「もしそれを見ることができれば、自分もなれる」という信念のもと、航海の魅力を発信し続けています。

「フォーシーズンズ I」で新たな船出を迎えた今、ケイト船長の使命はシンプルです。それは、すべてのデッキで卓越性と前向きな精神が息づく文化を育むこと。日の出とともにブリッジで早起きのゲストを迎え、夜にはその日の発見を語り合うひとときを提供する——彼女の揺るぎない情熱のもと、フォーシーズンズヨットでの旅が夢のような体験へと昇華されるでしょう。